2018年10月25日

第17回 生殖バイオロジー 東京シンポジウム

 第17回 生殖バイオロジー 東京シンポジウム

 こんにちは、培養室です。
 2018年8月19日に、東京ガーデンテラス紀尾井カンファレンスで開催された、「第17回 生殖バイオロジー 東京シンポジウム」に参加しました。

 現在、世界的には本格的にPGSの時代をむかえつつあり、胚の染色体を検査して結果を確認した上で、胚を移植することができます。しかし、染色体が正常な胚を移植しても、3分の1は妊娠に至らない現状があり、着床および妊娠維持機能をより高めていくことが改めて見直されつつあります。今回の講演ではこのような内容が多く発表されていました。

 中でも印象に残った講演は、「Cine MRIから探る生殖機能」です。Cine MRI(シネマトグラフィMRI)は、画像を動画化して、臓器を動的に観察できる技術です。
 このCine MRIを使い、非妊娠時の子宮の動態が、月経周期に応じてどのように変化しているのか解析していました。
 その結果、不妊原因が不明な方では、特に着床期で、本来の動きと比較して、子宮の収縮の頻度が高いことがあり、それにより妊娠率が下がると考えられるため、抗コリン薬を投与することで、子宮の収縮を減らし、妊娠率を上げる治療をしていると報告がありました。

 子宮の動態、収縮が妊娠に関与している可能性があると推測されるため、妊娠率を上げるためにも、これから注目されていくのではないかと感じました。

posted by kl at 13:57| Comment(0) | 日記
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