2018年12月07日

第21回 日本IVF学会

こんにちは、培養室です。

10月27、28日に名古屋で開催された、日本IVF学会学術集会に参加しました。

今回の学会は学術集会ではありますが、より臨床に沿った発表が多く、今回得たことを診療や培養でも取り入れやすい発表が多かったです。
 その中で今回私が興味を持ったものは、「体外受精反復不成功(RIF)症例に対する我々の取り組み」という発表です。

RIFの国際的な定義はなく、今回発表された方の医院では「4個以上の良好胚を、3回以上移植を繰り返しても妊娠しない40歳以下の女性」とし、着床に至らない原因の因子や対策に対して話されていました。
 その原因の一つに免疫学的因子があります。

妊娠は父性抗原をもつ胚に対する攻撃(拒絶)と攻撃抑制(寛容)のバランスを保つことで正立していますが、このバランスが崩れると流産や着床障害になる可能性も出てきてしまいます。

 そのため今回、これらを数値化し、必要な方に移植2日前から免疫抑制剤を服用してもらうことにより、妊娠率や生児獲得率が優位に高い値を示すことができたようです。

 この免疫抑制剤は今年の6月に厚生労働省が妊娠中の服用を許可したばかりの薬であるため、今後の更なる研究やデータを元に参考にしていきたいと思いました。
posted by kl at 14:48| Comment(0) | 日記
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