2019年03月18日

第18回東海不妊分泌研究会

 こんにちは、培養室です。
 2019年2月16日にホテルアソシア静岡で開催された、第18回東海不妊分泌研究会に参加しました。
 不妊治療を行う先生だけでなく、精神科の先生や、再生医療の分野の先生が発表されていました。
 中でも一番興味深かった講演は、「ヒトES細胞をめぐる冒険〜再生医療からミニ臓器をつくる研究まで〜」です。
 ヒトES細胞は自己複製能と分化能を合わせもつ多能性幹細胞で、このES細胞を使って、病気の治療を目指す研究が行われています。
 今回の講演では、ヒトES細胞から、ヒトの腸管と同様の機能を有する小さい腸管をつくり出すことに成功したと報告されました。
 この小さい腸管は1cm程度のふわふわと浮遊した形状のもので、研究者らにミニ腸と名づけられました。そしてこのミニ腸は蠕動運動をし、栄養を吸収できることや、便秘薬で動きが活発になり、下痢止めで動きが停止するなど、薬に対してもヒトの腸管と同じ反応をすることが分かりました。
 これらのことから、腸の薬剤試験・開発、腸の疾患の研究や、移植が必要な方へ将来利用されていくことに期待されると感じ、今後の研究に注目したいと思いました。

posted by kl at 14:33| Comment(0) | 日記
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