2019年10月17日

第37回 日本受精着床学会

 こんにちは、培養室です。
 2019年8月1日・2日に新宿の京王プラザホテルで行われた「第37回日本受精着床学会」に参加してきました。5個の各会場で、全国の病院やクリニック、大学の研究室などから、様々な研究発表や臨床報告を聞くことができました。その中でも、慢性子宮内膜炎についての話題が多かったように感じられました。

 慢性子宮内膜炎は、子宮内膜の環境が慢性的に炎症のある状態で、症状としては軽度、もしくは本人が気づかないくらいの軽いものであるため、今までは、治療の対象とされていませんでした。しかし、近年、この慢性子宮内膜炎が着床に影響を与えることが明らかになり、注目を集めています。

 反復着床不全(1個あるいは2個の良好胚を3周期以上胚移植しても妊娠成立していない状態)の30%に、慢性子宮内膜炎を認めるという報告がありました。

 検査方法や、治療方法についても発表がありました。さらに、慢性子宮内膜炎が治癒した反復着床不全のかたに、不妊治療成績が向上したという報告もありました。

 着床には、良い胚を最適な時期に戻すことが最良ですが、子宮内膜の炎症が無いことも大事なポイントであることを再認識させられました。
posted by kl at 15:47| Comment(0) | 日記
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